Race Report by Active Feast 2001
アクティブフェスタ2001 Rd3 fainal stage KAWASEMI Jr. superindy circuit


協賛 エレツール株式会社様


雪もちらつく2001年12月23日に、シリーズ戦(九州地区3Rd)で行われたアクティブフェスタ2001の
ファイナルステージが大分県のカワセミJrサーキットで開催された。
九州最大参加台数96台が集結したこのイベントは地元始め鹿児島や佐賀、福岡、山口など、
九州各地からのフリークが集い前日から現地入りする選手も多く、ホットな面々は健在でありました。
朝7時から車検、ブリーフィーが行われ、ワンファイブ・ストッククラス、オープンクラス及びワンテン
GPツーリング・ルマンGT2クラス、GT1クラスの順で各予選競技(ベストラップ方式)が始まり
8時20分スタート予選第一ラウンドのワンファイブ・ストッククラスはタイヤが温まる時間(気温4度位)
もない中トップに溝上選手、2位:真野選手、3位:伊藤選手の順でゴールした。
コースコンディションも整った予選2ラウンドは各選手共、トップ3の順位が変動する中、唯一34秒台
に入った橋本和也選手がTQを獲得。2位に溝上選手、3位に松坂選手の順で予選が終了した。
各ワンファイブクラスは車種を問わず国内正規代理店を通じて販売される全てのマシーンが参加対象
になり中でもこのワンファイブ・オープンクラスは特別な雰囲気がありコンペティブルで見ごたえのある
クラスです。一回目の予選は路面温度が上昇せず、4人の選手がパスする中、トップタイムを連発
する溝上選手(ラウターバッハ)、2位に水流園選手(FGコンペ改造)3位に佐藤選手
(ハームレースPRO)でゴールした。
路面温度も上がった予選2ラウンドはラウターバッハTeamジャパン・ワークスの橋本明久選手が
33秒台でTQを獲得し、2位に阿部選手(ラウターバッハ)3位に水流園選手の順で予選が終了した。
ワンテン・GPツーリングGT1及びGT2クラスは多くのエントラーがありワンファイブに
劣らず見ごたえがあります。GT2クラス(ハコボディ)からの予選1ラウンドはいきなり高タイム28秒台
でTQ:柚野選手、2位には当イベント競技会が発参戦で見事ベテラン勢を抑えた本田選手、3位に
横井選手の順でゴールした。予選2ラウンドはハチイチエキスパートの鶴田選手が実力を発揮し
TQ獲得。結果は2位に柚野選手、3位に横井選手の順で終了した。
続いて行われたGT1クラス(プロトタイプ)は空力的に有利なポルシェ956Bボディを使用する選手が圧倒的
で予選1ラウンドは前日に組み上げたKファクトリー仕様V-OneRを操る唐津のスーパーマン
玉置選手が予選中、唯一27秒台を保持し、貫禄のTQ。2位に横田選手、3位に安部選手で続く。
予選2ラウンドもスーパーラップを更新する玉置選手を止める事は出来ずTQ。2位に米メージャー
リーガー新庄似フェイスの浜小路選手、3位には百分の1位秒差で安部選手の順で全ての予選を終了した。
ワンファイブ・ストッククラス決勝はTQを獲得した橋本和也選手がスタートから一歩飛び出し
独走体制に入る。二番手争いを松坂、真野,伊藤選手で競い合う中、10分過ぎ橋本選手は
2位以下全車ラップ、他を寄せ付けない速さでチェッカーを受け2位に伊藤選手、3位に真野
選手がゴールした。
グリッドに付く10台の各マシーン&ドライバー紹介を終え、ワンファイブオープンクラスがスタ
ートした。ダンゴスタートをパスしたTQ橋本選手、阿部、溝上、玉置選手とラウターバッハが
トップ4の体制で続くがイエローフラッグの連発で同周ラップが続く中、佐藤選手(ハーム
レースPRO)が2位に浮上する。レース終盤順位が入れ替わり、橋本、玉置、溝上選手
とラウターバッハの上位独占かと思われた残り2分、溝上選手がコース上から消えた。
スタートからトップを譲ること無く、コースレコード(33,05秒)を塗り替えチェッカーを
受けたのはTQの橋本選手。2位に33秒台で迫った玉置選手、3位には後半追い上げた
後藤選手の順で終了した。
ルマンを再現するワンテン・GPツーリング各クラス決勝はルマンスタートで行われる。各助手は
約50m離れたバックストレートからフラッグを合図に全力疾走しエンジン始動を行いスタートさせる
格好で、気づいたのはいわゆる予選TQもあまり重要では無かったのであった?
助手の手際の良さと足の速さで高スタートを切ったのはGT2クラス柚野選手、そして発参戦の本田
選手が続きTQの鶴田選手はエンジン始動でてこずり8位スタートとなる。序盤の展開はベテラン
柚野選手、ルーキー本田選手のトップ争いで白熱したヒートが続きスタートミスの鶴田選手
は高タイムで追い上げるが惜しくも痛恨のクラッシュ。一回目の給油後に順位は入れ替わり、予選
3位でKファクトリー仕様V−OneRを操る横井選手がトップに踊りでる。10分後の給油でまた
順位は入れ替わり五十川選手がトップに変わる。終盤は五十川、横井選手のテールToノーズ
で激しいデットヒートが繰り広げられ、声援もピークに達した残り3分過ぎ、シケイン付近で
しかけられた五十川選手のマシーンは視線から消え、交わした横井選手がトップに復帰し、
チェッカーを受け優勝。2位には素晴らしいヒートを披露した五十川選手3位は江原選手の
順でゴールした。
最終ヒートのGT1クラススタートは17時過ぎで辺りは暗くなり始めた。絶妙なスタートで
トップを快走する安部、玉置選手だが5分後、識別不可能なくらいに辺りは日を沈め、マフラー
からのサウンドだけがコース上を駆け巡る中、安部、玉置選手のデットヒートが続きそして
まったく見えなくなってしまった。それでもヒートは終わる事無く同一ラップで周回し
驚異的な集中力を持続し、最終にチェッカーを受けたのは安部選手。2位に同周の
玉置選手、3位に寺師選手の順で全ての決勝が終わりました。
全ての競技が終了し、各クラス表彰式、シリーズ戦総合優勝者の表彰が行われた。
又、お楽しみのSPビンゴゲームも盛大に行われ、今回は福岡県在の「エルツール梶v
岩崎社長からの特別協賛も頂き豪華賞品に眼を輝かせる選手の面々でした。
そして全戦参加した15名の選手が対象になるビッグなクリスマスプレゼント、
ラウターバッハL3SSキット抽選会が行われ、抽選の結果、手中に収めたのは
ルマンGT1クラス総合優勝者、鶴田浩一選手でした。おめでとう!
最後にこのイベントを盛り上げて頂いた多くの関係者にお礼申し上げます。
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