2006年9月12日 IFMAR GPツーリング世界選手権大会 Inオーストラリア ブリスベン(予選開始)
皆さんお待たせしました。ネット環境が整いましたので現地レポートを開始致します。
世界24カ国から総勢134名強のドライバーがここブリスベン・イングランドパークレースWayに終結、
電動、エンジン界の トップドライバー達が夢の対決を行うことになりました。
ヨーロッパからはKyosho:SIRIOワークスのディフェンディングチャンピオン、エードリアンバーティン選手にサーパント
ワークスのマイケルサルベン、ファビオドマーニン、マークグリーン、グロスカンプの各選手、またヨーロッパチャンピオンの
ダリオ選手他、アメリカからはジョシュシール、クリストッソリーニ、マイクスエーガー、パオロの各選手、もっとも参加選手が
多い地元からは若干19歳でTeamアクティブオーストラリアのサイモンニッケルサン、また16歳で地元代理店のサポートを
受けるジェイシーデイビス、サイモンキャマリーリ選手が飛びぬけている感じです。
そして世界の強豪に挑むわれらが日本選手団は
下選手を筆頭に北沢、田中、福田、由留木、安藤、古川、岩本の8名の選手です。
ここから私たちTeam ACTIVEの様子をダイジェストでご紹介します。
出発前日、岩本選手の使用するアテンザボディのペイントが一部未完成で作業は深夜まで・・いや結局徹夜で行われ、
なんとか無事飛行機に乗り込むことが出来ました。本大会へ向けて国内を代表するペインターの百武、木島の両氏が
コラボレートし完成した岩本選手のアテンザボディは、SP-RとSRの2種類、ホイルベースが標準仕様と2mmショート仕様
を用意しました。試作マフラーも2種類を用意、また10月発売予定のツーリングサイズ:セットアップボードの試作品も完成、
絶妙なサイズで軽量、デザインが人気で、多くの選手から好評でした。
9月6日、私達Team ACTIVEは福岡国際空港から世界選手権が開催されるブリスベンへ向けて出発しました。
9月7日の早朝、ブリスベン国際空港へ到着、代理店のMr.Davin Jonesに出迎えられレーストラックへ直行しました。
すでに各国から多くの参加選手が集まっており、2日間のフリープラクティスが行われる予定でしたが人数が多いためか、
各ヒートに分かれてのコントロールプラクティスへ変更になりました。よって計4日間を通してのタイム順による予選の組分け
が決定された。残念なことに後半2日間は天候が悪く路面変化の激しい状態でヒートが展開されました。
本大会をサポート・オガナイズするQRCCRAは設立18年の歴史があり、非常に行き届いたサービスで完璧に大会を
フォローしております。車検も厳重に行われ、1台のマシーンを登録しシャーシへオフィシャルナンバーが刻印されます。
予選前に使用するエンジンを最大3個まで登録、大会中はそのエンジンのみ使用が可能となります。また使用する
オフィシャル燃料は16%ニトロ含有量ですが、湿度が低いせいか、かなり高回転域までエンジンを回せます。
高速型のイングランドパークレースWayは殆どのコーナーにカントが付いており、慣れない日本選手団は苦戦する
様子で したが徐々に攻略した様子でした。
コントロールプラクティス最終日の夕方からセレモニーが開催され、衣装に身を包み登場する各国の姿はまさに
世界選手権が開幕したことを感じさせるのに十分なステージでした。
9月12日から14日まで計6ラウンド予選が行われます。12日は2ラウンドが消化され、岩本選手のヒートは最終ヒートの前で
13番目と、高ポジションでのスタートです。しかし天候が激変、度重なる豪雨に見舞われ、中断を余儀なくされ、仕舞いには
大きな氷が降り出しました。岩本選手の1ラウンドは2時すぎにスタートし33週をラップ、総合7番手ゴールしました。
トップグループはクリストッソリーニ、マイクスエーガー、下選手です。そして岩本選手の2ラウンド目が始まり17秒中を連発、
快調にラップを重ねるがしかし・・・5番手圏内は確実と思われた瞬間、まさかの転倒、ゴールタイムは更新するが34週には
届かず惜しいヒートでした。トップグループは34週をラップしており、予選初日のTQは下選手でした。
Team ACTIVEの岩本選手は総合12位、Team ACTIVEオーストラリアのサイモンニッケルサンは総合8位の順位で
ゴールとなりました。
By:James M,M 2006年 9月12日
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